コミュニケーションは話し手が聞き手のことを考えて内容や言葉を選ぶことで、返す側もスムーズに対応しやすくなるものです。
そしてこれは、占い師と相談者にも該当します。
せっかくの鑑定を充実したものにするためには、占い師が能力を発揮しやすいよう、相談者側が質問したい内容やどういった解決を望んでいるかをわかりやすく説明する努力も必要です。
そのためにも、占いを利用する前にできる準備をしておくことをおすすめします。
無料で占いを体験
占いで事前に質問することをまとめておいたほうがいい理由
占ってもらった経験があるかたからよく聞かれるのが、占い師を前に緊張するあまり、訊ねたいことを聞けずじまいで知りたいことを教えてもらえなかったという失敗です。
限られた時間を有効に使うためにも、無駄な時間を過ごさないための用意が必要になります。
曖昧な質問には曖昧な答えしか返ってこない
質問内容を具体的かつ明確なものにしておくことによって、占い師からの回答もそれに対応したものになります。
逆に言えば、どんなことに悩んでいるのかが相手に伝わらなければ、占い師も何をポイントにして鑑定すればいいのかわかりません。
占い師には特殊な能力があるのだから察してほしいとも思うでしょうが、100%的中するものではないからこそ、占いの精度を上げるための協力も大切になるのです。
相談者が話す内容があやふやであれば、同じように占い師からの回答もやはり不明瞭なものになってしまいます。
占い時間が長くなりお金がかかる
話したいことがまとまらないうちにただ時間ばかりが過ぎていくと、占い師もなかなか鑑定に移ることができません。
また、占う時間に比例して料金も高額になりますから、かけた費用に対して得られるものが少なければ、満足度も下がってしまいます。
時間もお金も有限、せっかく占ってもらうことを決めたのであれば、より充実したものにするための準備をしましょう。
占いにハマりやすくなる
占い師は商売柄聞き上手なかたが多いので、何でも話せる雰囲気からついお喋りになってしまうという相談者もいます。
しかし、相談内容が曖昧なまま、ただの愚痴聞きや世間話で終わってしまうというかたも珍しくありません。
話すことは面白いけれど満足のいく答えが得られなかった、それが不満でまた同じ相談を別の占い師に依頼をし直す、という悪循環が起こってしまいがちです。
中には悩み解決よりも、占い師に真剣に耳を傾けてもらえるのが心地よく、ただ話しをするためだけに占いにのめり込むというかたも見られます。
事前準備は目的を明確にするために不可欠、悩み解決のためではなく、占ってもらうことそのものが楽しみにならないように注意をしましょう。
占いに行く前に!事前に準備しておくこと
占ってもらうことに決めたら、鑑定に必要となるものをすぐに提供できるようにして万全の態勢で臨んでください。
気持ちも落ち着かせることができますし、鑑定結果を冷静に聞くための心の準備が整えられます。
自分のプロフィールを準備する
鑑定方法にもよっても必要になるものが異なってきますが、占いにはある程度プライベートな情報が必要になります。
- 氏名
- 生年月日や場合によっては出生時間
- 出身地
- 風水の場合には部屋の方角など
- 占い対象との間柄
などをすぐに伝えられるように整理しておくと鑑定がスムーズです。
自身のことだけではなく相手がいる占いを希望している場合には、同様に対象者の指名や生年月日、間柄などの情報提供も求められます。
また、風水による運気アップ等を望んでいる場合には部屋の様子を図解し、方角を記入したものを用意しておくと安心です。
占い師によっては鑑定に利用する情報をサイトなどで説明している場合もありますから、目を通しておくようにしてください。
相談したい内容を決め質問リストを作成する
考えを客観的にまとめるためにも、文字に書き起こすことは効果的です。
簡単な箇条書きで十分ですし、占い師に答えてもらいたいことを予め書き出しておけば、順番に質問していくことで聞き忘れを防ぐことができます。
たくさんある場合には、優先順位を決めておきましょう。
メモを残せるものを準備する
占い師の話しに集中して耳を傾けているつもりでも、相談が進むことによって最初のほうに聞いた内容について記憶が徐々に薄れて知ってしまうことは避けられません。
せっかくの回答を忘れてしまっては勿体ありませんから、聞いたことをすぐに書き留められるようにメモを用意しておきましょう。
占ってもらっている間はどんなことを言われるのか身構えて緊張しがちですし、気持ちも高揚していて平静でいる時のように返答ができないということも少なからずあります。
1つ1つ、もらったアドバイスをメモして残しておくことで、冷静さを取り戻してから再確認することができて便利です。
また、改めて同じ占い師に鑑定を依頼する際にも、以前どんな結果が出たのか説明しやすくなります。
先生によっては自らメモ書きをして相談者に渡してくれる親切なかたもいますので、口コミなどを参考にしてそういった良心的な占い師を探すのもおすすめです。
占いで失敗しないためのコツを伝授
占いは相談者側の心構え1つで鑑定の精度を高め、悩みに対する解決策も具体的かつ有効的なものを提供してもらうことができるようになります。
話しを聞く側の立場になってどんな伝えかたであれば明確な回答を得ることができるのか、考えていきながら質問をしましょう。
質問内容は大枠で1つと決める
状況の説明に10分、鑑定結果からアドバイスをもらうのにさらに10分、占いは最低でも20分ほど時間がかかり、1回あたり30分程度かけて鑑定してもらうというケースが平均的です。
長時間鑑定してもらうほど占い師とたくさん話しをすることができますが、当然、その分高額の費用がかかってきてしまいます。
この30分ほどの時間内に参考になる話しを聞くためにも、占い師に聞きたい質問や得たい回答はできるだけ1つに絞っておくことがポイントです。
そこから関連することに対してさらに2つか3つ、この程度がベストでしょう。
あまり一度に多くのことを聞きすぎても、実際にあれやこれやと実行するのは困難です。
アドバイスを参考に行動を起こし、その上で何か困ったことがあれば、改めて鑑定をしてもらうようにしてください。
悩みを明確に文字に起こして考える
頭の中で整理できない内容を文字として視認することによって、さまざまな悩みの中でどれが最も重要なのか、どの事柄に対して解決を求めているのかがわかりやすくなります。
恋の相談であればどうすれば両想いになれるのかといった曖昧なものではなく、たとえば告白のタイミングが知りたい、対象の好みの服装やヘアスタイルが知りたいなど、質問に具体性を持たせることが可能です。
仕事の人間関係に悩んでいれば、職場に残ったままの解決策を求めているのか、転職を検討中であれば適切な時期や職種など、尋ねたい内容も異なってくるでしょう。
この点は質問リスト作成とも共通していますが、占い師と会話をする際に聞きかたを意識することによって、行動をする時により参考になるアドバイスを得られるようになります。
予約の際に質問内容を事前に伝える
思い立ってすぐに利用できる占い師や占いサービスもありますが、多くの場合は事前予約が必要です。
この時に前もってどんな相談をしたいのか伝えておくことで、占い師もそのつもりで準備をすることができますから、話しも通じやすくなります。
予約の方法はサービスによって異なってきますが、メールフォームを利用していれば占い師にメッセージを残すことができる場合が多いので、そこに書き込んでおくといいでしょう。
占いでは解決できないことも!聞けないことまとめ
占いではどんな悩みでも解決のアドバイスをもらうことができると考えがちですが、万能のものではありません。
また、占うことがタブーなものもあり、希望をしても鑑定してもらえない場合があります。
- 他者の陥れるための占い
- 生命に関わる内容
- ギャンブル予想など
まず、他者を不幸にするための相談に関しては占いではなく呪いとなり、自分にも同じだけの災いが返ってきてしまいますから依頼をすることはできません。
また、寿命がいつまでか、罹っている病気を治すことができるかどうかといった生死に関する内容もタブー視されています。
無責任に希望を持たせること、未来を閉ざすようなことを専門外である占い師が口にすることはできませんので、予め理解をしておいてください。
占いは幸福になるための道筋を見定めるもので、確定した未来を見るものではないため、競馬や宝くじの予想などは占いで当てることができませんから断られてしまいます。
聞くことは明確に!可能なら結果を録音することをおすすめします
占いで大切なのは、占い師に尋ねたい内容を具体的かつわかりやすいものにすることです。
自分がこの先どう行動すべきなのか、そのためのアドバイスをもらえるように質問を用意しておきましょう。
未来の分岐点はたくさんあり、相談者が目標地点を特定させておかなければ、どの道を辿るべきか占い師も伝えようがなくなってしまいます。
ぼんやりとした未来にはぼんやりとした答えしか得られないので気をつけておいてください。
なお、占い師の言葉をメモしておくと便利ですが、占い師によっては鑑定内容の録音を許可しているかたもいますので、ボイスレコーダーを用意しておくのもおすすめです。
占い師から伝えられた内容を余さず残してしておくための最適な手段になります。
もちろん、無断での録音はマナー違反ですので、占い師に許可を取ることも忘れないようにしましょう。